インフルエンザ予防接種について

一般にインフルエンザは、38度以上の発熱をもって突然発症し頭痛、全身倦怠感、関節痛、筋肉痛、咳、鼻水などの強い全身症状を示すことが特徴です。先に流行り出すA型インフルエンザの方が2月頃から流行るB型より症状は重い傾向にあります。インフルエンザが普通の風邪と違うのは重症化しやすく、高齢者は続いて肺炎等を、乳幼児はライ症候群など脳障害を起こして亡くなったり重い障害を残すことがあります。インフルエンザはワクチン接種により重症化を予防できる病気です。また、手洗い・うがい・マスク。人混みや閉鎖された空間に長時間いないようにする。暖かくする、十分栄養をとる。体の弱い方、高齢者・小児、受験生などのいる家庭は全員で予防接種をする。などの注意が必要です。

当院でのインフルエンザワクチンの予約は不要ですが在庫が無くなり次第終了とさせていただきます
ワクチン接種は10月1日より開始しておりますが、
平成27年度の水戸市の補助期間は10月15日からとなります。

大人.小児ともに3歳以上1回4000円 13歳未満2回接種となります。
今年から4価ワクチン(A型2種類B型2種類計4種類のワクチン)になります
当院の使用ワクチンは大阪微生物研究所製造 チメロサールフリー(水銀系防腐剤不使用) ゼラチンフリーの
プレフィルドタイプ(注射器に前もって充填されているタイプ)を使用しておりアレルギーが出にくいものを
使用しております。0.5mlと固定されておりますので、3歳以上を対象としております。3才未満の方は小児科などで
接種してください。



(65歳以上の方、13歳未満の方は水戸市在住の場合補助がでます。生活保護世帯・市町村民税非課税世帯の方は全額補助が受けられます。水戸市役所より証明書をもらって来てください。市町村により補助額や必要書類が違いますので各役場にてご確認ください)
 
二回目の接種は 一回目接種後2週間以上開けて(3〜4週が望ましい)接種してください。


予防でリレンザご希望の方は自費になります。(4536円)


インフルエンザワクチンの有用性と副反応

ワクチンは健康な成人のインフルエンザに対する発症予防効果は7090%と高い効果が認められています。また、ワクチン接種は高齢者の死亡の危険を約80%減らすなど、 重症化を防止する効果もあります

但し、インフルエンザのワクチンは普通のかぜ(普通感冒)に効果はありません。

下記の方は予防接種を受けられません。
(1) 明らかな発熱を呈している者(通常は、37.5度を超える場合をいいます)。
(2) 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者。
(3) 当該疾病に係る予防接種の接種液の成分によってアナフィラキシーショックを
   呈したことが明らかな者。
(4) その他、予防接種を行うことが不適当な状態にある者

妊娠後期で安定している方、授乳中の方もインフルエンザワクチンは接種可能です。

予防接種後入浴は構いませんが強くこすらないようにしましょう。最近ではもまない方が効果は高いとされております。予防接種の注射の跡が、赤みを帯びたり、腫れたり、痛んだりすることがありますが、通常2〜3日のうちに治ります。かゆくてもくても掻かないようにしてください。また、僅かながら熱がでたり、寒気がしたり、頭痛、全身のだるさなどがみられることがありますが、通常2〜3日のうちに治ります。また、接種後数日から2週間以内に発熱、頭痛、けいれん、運動障害、意識障害の症状があらわれる等の報告があります。
 非常にまれですが、ショックやじんましん、呼吸困難等があらわれることがあります。

 予防接種後30分間は、特に小さなお子様のご家族の方は注意深く観察してください。接種後24時間は、接種した部位の変化や体調に注意しましょう。

健康被害の原因としてその予防接種を否定できない場合には、医薬品副作用被害救済・研究振興調査機構法による被害救済の対象となります。

 健康被害の内容、程度に応じて、厚生省の中央薬事審議会(副作用被害判定部会)での審議を経た後、医療費、医療手当、障害年金、遺族年金、遺族一時金等が支給されます。

 詳細な内容は、
医薬品副作用被害救済・研究振興調査機構
TEL03-3506-9411にお問い合わせください。